椿は大正ロマンのデザインソース

椿は大正ロマンのデザインソース
明治時代末頃から活躍していた有名な画家、竹久夢二の絵も、この頃の女性の風俗をよく描いていました。
大きく斬新な着物の柄と、黒猫との対比が印象的です。
なぜこの時代に大きな花柄、特に椿が描かれたのかが、ずっと不思議だったのですが、調べてみると、薔薇などの洋花が装飾モチーフとして日本に入ってきたばかりの頃、日本で似た印象の花は椿だったからなのではないかと推測されていました。
そのためなのか、現在リバイバルされる大正モダン、レトロ浴衣の柄には、この時代を彷彿させる大柄の椿柄をよく見かけることになります。
レトロ和柄の小物類もまた、椿柄がデザインされて頻繁に採用されています。